八重歯を治したいと
お考えの時は

はじめに

笑った時にちらりと見える八重歯に、可愛らしい印象を抱く方もいれば、「歯並びが気になる」「将来的なトラブルが心配」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日本では八重歯に対する文化的な肯定感もあります。しかし、近年では感覚の変化に伴って八重歯を治したいと考える方が増えています。

八重歯は見た目の問題だけでなく、歯磨きのしづらさや噛み合わせの不具合といった機能面にも影響することがあります。この記事では、八重歯の原因や特徴、治療方法、費用相場などについて解説します。

こんなお悩み
ありませんか?

  • 八重歯を治すための治療方法を知りたい
  • どのような選択肢があるのか、それぞれのメリット・デメリットを比較したい
  • 治療にかかる費用の相場や、保険適用の有無について知りたい
  • 費用を抑える方法や分割払いなどの支払いプランについて調べたい
  • 治療にどれくらいの期間がかかるのか知りたい
  • 痛みはあるのかなど、具体的な体験談や専門家の意見を知りたい

八重歯になる原因

1) 顎のスペースの不足

八重歯は、永久歯が正しい位置に生えそろうためのスペースが足りないことによって生じます。

特に顎が小さい人や、乳歯の抜けるタイミングがずれた場合、永久歯がまっすぐに生えるスペースが確保できず、結果として犬歯が飛び出すように生えて八重歯になります。

犬歯は、隣接する側切歯や第一小臼歯よりも萌出時期が遅く、通常11〜12歳ごろに生えてきます。このため、先に側切歯と小臼歯が生えそろってしまうと、犬歯が生えるためのスペースが残されておらず、歯列の外側に押し出されて生えることになります。

2) 隣接歯の位置異常と大きさの影響

犬歯の隣に位置する側切歯や第一小臼歯に位置のズレやサイズの異常がある場合も、犬歯の生えるスペースがなくなる原因となります。

また、左右の歯列バランスが崩れてしまうと、片側だけ八重歯になることもあります。

3) 遺伝的要素

骨格的な顎のサイズや歯の大きさ、歯の生える順序や傾向などは遺伝の影響を強く受けるとされています。

家族に八重歯の人がいる場合、自分やお子様にも同様の歯並びが現れる可能性があります。

叢生と八重歯の特徴

1) 叢生とは?

叢生とは、歯がデコボコに重なり合って並んでいる状態を指します。

八重歯も叢生の一種であり、特に犬歯が前方に飛び出しているものを八重歯と呼んでいます。叢生があると、歯ブラシが行き届きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高くなるといった衛生面の問題が起こりやすくなります。

2) 海外と日本の違い

日本では「八重歯が可愛い」といった価値観がある一方で、欧米では「歯並びが良くない」「健康や美意識が低い」というマイナスイメージが強い傾向にあります。

そのため、海外では小児期のうちに八重歯や叢生を治すのが一般的で、社会人になる前に矯正治療を完了している人が多いです。

3) 犬歯誘導の重要性

犬歯は咀嚼時や顎の動きにおいて重要な役割を担っています。

正しい位置にあることで、下の顎を横にずらした時のストッパーのような役割を果たし、奥歯にかかる力を分散して、歯の摩耗や顎関節への負担を軽減します。

八重歯として犬歯がずれた位置にあると、この犬歯誘導が機能しづらくなり、将来的に噛み合わせや顎関節症の原因になることもあります。

八重歯の治療法

1) ワイヤー矯正

歯の表側にブラケットを取り付け、ワイヤーの力で歯並びを整える矯正方法です。

全体矯正だと、治療期間は平均で1年半〜3年程度が目安です。

2) マウスピース矯正

透明なマウスピースを定期的に交換しながら、徐々に歯を動かしていく方法です。

見た目が気にならない点や、取り外しができて衛生的な点が特徴です。

軽度〜中等度の八重歯であれば対応可能なことが多く、事前に検査を行って治療可否を確認します。

3) 部分矯正

前歯の数本~小臼歯だけに矯正装置をつける方法で、八重歯が軽度の場合に有効です。

全体矯正よりも費用や期間を抑えられるのがメリットですが、噛み合わせなどの問題がある場合は適応外となることがあります。

八重歯治療の
価格相場

1) ワイヤー矯正の相場

表側矯正であれば約70万円〜100万円前後、裏側矯正になると100〜150万円以上になる場合もあります。

症例の複雑さや抜歯の有無によって変動します。

2) マウスピース矯正の相場

全体矯正であれば80万円〜110万円程度です。

ただし、対応できない八重歯もあるため、まずは適応かどうかの相談が必要です。

3) 部分矯正や短期矯正

軽度の八重歯であれば、10万円〜30万円程度の低予算で対応可能なケースもあります。

ただし、部分矯正には適応条件があるため、カウンセリングで慎重に判断しましょう。

八重歯について
よくある質問

Q1. 八重歯は
抜いた方がいいのですか?

A. 原則として、犬歯の抜歯はしないことが多いです。

犬歯は重要な役割を担う歯なので、可能な限り保存して整えるのが望ましいです。

Q2. 八重歯を放置すると
どうなりますか?

A. 見た目の問題だけでなく、噛み合わせのズレや、磨き残しによる虫歯・歯周病のリスクが高くなります。

放置せず、必要に応じて治療を検討しましょう。

Q3. 大人でも
八重歯の治療はできますか?

A. 成人矯正は増えており、年齢に関係なく矯正治療は受けられます。

治療計画はライフスタイルに合わせて立てることができます。

八重歯を治したい方へ

まとめ

八重歯は可愛らしく見える一方で、歯列不正や噛み合わせの問題、将来的なリスクを含んでいます。

そのため、八重歯を治したいと思ったときは、早めに矯正歯科で相談しましょう。

自分に合った治療を

八重歯の治療法にはいくつかの選択肢があり、それぞれに向き、不向きがあります。

費用や治療期間、ライフスタイルとの相性などを踏まえて、無理なく続けられる方法を選びましょう。

まずは無料相談やカウンセリングを受けてみてください。

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