親知らずの腫れや痛みがひどい時、どうすればいい?
はじめに

親知らずの腫れや痛みがひどく困った経験をされた方はいらっしゃいませんか?
親知らずは、生え方に問題がある場合、炎症が起こったり膿がたまったりしやすく、放置するとさらに症状が悪化することもあります。痛みや腫れが出ても、症状を和らげる方法や歯科医院に行くべきタイミングが分からないと、不安に感じる方も多いでしょう。また、夜間や休日に痛みが出た場合、どのように対処すればよいか悩むこともあります。
この記事では、親知らずの腫れや痛みの原因を解説し、タイミング別の治療方法や応急処置について詳しく紹介します。
親知らずによる痛みに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
こんなお悩み
ありませんか?

- 親知らずの腫れや痛みをすぐに和らげる方法を知りたい
- 親知らずの痛みがひどく、どのタイミングで歯科医院に行くべきか知りたい
- 親知らずの腫れや痛みが起こる理由について知りたい
- 夜間や休日に痛みが出た場合、緊急で受診できる歯科医院の情報を探している
親知らずの分類
正常に生えている親知らず
親知らずがまっすぐ生えている状態で、噛み合わせにも問題がありません。この場合、痛みや腫れが発生することは少ないです。
しかし、一番奥の歯であるため、歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすいので注意が必要です。
斜めに生えている親知らず
親知らずが斜めに傾き、隣の歯に押し付けられるように生えている状態です。
歯肉の一部が覆っているため、細菌が溜まりやすく、炎症が起こることがあります。
完全に埋まっている親知らず
歯肉や顎の骨の中に埋まっており、外から見えない状態です。
痛みが出ない場合もありますが、歯肉の下で炎症が起こることもあります。
痛みや腫れが出る原因法
細菌感染
親知らずの周囲は汚れがたまりやすく、磨き残しが原因で炎症を起こすことがあります。特に、歯の一部が歯肉に埋まっている場合、食べかすやプラークが溜まりやすく、細菌が繁殖しやすい環境になります。
これにより、歯肉が腫れたり、ズキズキとした痛みを伴うケースも見られます。進行すると膿が溜まり、口を開けにくくなることもあります。
隣の歯への圧迫
斜めに生えた親知らずが隣の歯を押すことで、痛みが強くなることがあります。
隣の歯の歯根の吸収や、お口の中全体の歯並びの問題につながることもあるので注意が必要です。
膿が溜まる
親知らずが埋まったままだと、歯肉の内部で膿がたまり、腫れや痛みを引き起こすことがあります。
親知らずの周囲にできた嚢胞は、時間が経つにつれて大きくなり、顎の骨を圧迫し、放置すると周囲の歯や骨が溶けてしまうリスクが高くなります。
タイミング別の対処法

腫れや痛みが出た直後の応急処置
冷たいタオルや保冷剤で患部を冷やしましょう。冷やしすぎると血行が悪くなり、治りが遅くなることもあるため、氷を使うのは避けてください。
また、刺激の少ない食事をとり、市販の鎮痛剤を服用することで痛みが和らぐこともあります。
痛みが治まらない場合
応急処置を行っても痛みが改善されない場合は、炎症が進行している可能性があるため、歯科医院を受診しましょう。歯科医院では、炎症が原因であれば抗生剤や消炎剤が処方されることがあります。これにより細菌の増殖を抑え、炎症を鎮めることができます。
ただし、炎症が進行している状態ではすぐに抜歯ができないことが多いため、まずは炎症を抑える治療が優先されることが多いです。
痛みが繰り返す場合
親知らずの痛みが一度治まっても、何度も繰り返す場合は根本的な治療が必要です。
特に、親知らずが斜めに生えていたり、一部が歯ぐきに埋まっていたりする場合は、炎症が再発しやすくなります。このような場合は歯科医師と相談し、抜歯を検討しましょう。
親知らずの腫れや
痛みについて
よくある質問
Q1. 親知らずの腫れや痛みが自然に治ることはあるのでしょうか?
軽度の炎症であれば、数日で症状が落ち着くこともあります。ただし、繰り返し痛みが出る場合は、抜歯が必要になります。
Q2. 親知らずの抜歯後、どれくらい腫れるのでしょうか?
通常、抜歯後2日~3日は腫れが強く出ることがありますが、1週間ほどで落ち着きます。
Q3. 親知らずが痛い時にやってはいけないことは何ですか?
運動や長時間の入浴など、血流が良くなることは避けるようにしましょう。また、強く口をゆすぐ、患部に触るなども避けてください。
親知らずの腫れや
痛みがある方へ

まとめ
親知らずの腫れや痛みは、放置すると症状が悪化することが多いため、早めの対応が大切です。
応急処置で症状を和らげながら、適切なタイミングで歯科医院を受診しましょう。
親知らずの状態に合わせた治療を
親知らずの生え方によって、抜歯が必要なケースや、経過観察で問題ないケースがあります。
まずは歯科医師に相談し、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。